グローバル・ニュース 2009年1月号(1)

グローバル・ニュース 2009年1月号(1)

JRCAは3時間以上、IRCAは少なくとも2時間!
2審査員登録機関が2008年版CPD要求事項を公表!


QMSの審査員登録機関であるJRCA(日本規格協会 マネジメントシステム審査員評価登録センター)とIRCA(国際審査員登録機構)は、ISO 9001:2008発行にともなう2008年版への移行要件として、CPD(継続的専門能力開発)の要求事項をそれぞれ以下のように決定し公表した。2008年版改訂に関しては基本的に「新たな要求事項はない」とのことであるが、規格の正しい意図を改めて確認するとの観点から、ISO 9001:2008(JIS Q 9001:2008)改訂に関するCPDを求めることになった。

■JRCAの対応

既登録の品質マネジメントシステム審査員(コンピテ ンス)及び品質マネジメントシステム審査員


1.対応時期:2009年1月1日付以降で2010年12月31日までに実施する更新、サーベイランス、移行(ただし、移行は2009年10月31日まで)、格上げのいずれかの申請時に対応のこと。

2.CPDの提出後の取扱い:提出後、各申請の要件を満足し、かつ2008年改訂に関するCPD実績の記録の提出及び内容を確認した上で、登録証明、登録カードを新たに発行する。

3.CPDの対象規格について:CPDの対象内容はJIS Q 9001:2008とする。ただし、FDIS 9001:2008での能力開発もCPD として有効。

4.CPD実績の時間数の計算方法:更新、サーベイランス、移行のいずれかの申請時にCPD実績(3時間以上)を提出する場合、その実績が申請者の登録月日を起点として直近1年に実施されたものであれば、更新、サーベイランス、移行の要件、CPD15時間の内数に含めることができる。その期間を外れた実績はCPD としては認められるが、更新、サーベイランス、移行の要件であるCPD15時間の内数には算入できない。

5.臨時の登録証明書・登録カードの発行:更新、サーベイランス、移行、格上げのいずれの申請時ともかかわりなく2008年版表記の登録証明書、登録カードを希望する場合は、「CPD実績の記録」(3時間以上)及び余白に「臨時発行」と明記した発行料(2,100円)払い込み記録の写し2点を提出すること。

これから新規申請及び資格拡大申請をする方


2009年1月1日以降の新規申請、資格拡大申請でJIS Q 9001:2000(ISO 9001:2000)対応の研修コース修了者は、上記「CPD 実績(2008 年版)の記録」を、申請時または2010年12月末までのサーベイランス時期に提出のこと。ただし、2010年1月1日以降の申請者は申請時に提出のこと。

なお、2009年1月1日以降に研修コースを修了した者で、JIS Q 9001:2008(ISO 9001:2008)での研修実績が確認できれば、上記CPD の提出を免除とする。

■IRCAの移行要求事項


QMS審査員は全員、改訂版であるISO 9001:2008の審査を完了する前に、ISO 9001:2008の変更点に焦点をあてた、少なくとも2時間の専門知識の啓発(PD)を修了することが求められる。この啓発活動及び実施した審査は、通常の3年毎の登録更新時にレビューされ、活動の詳細を、更新プロセスの一環として提出するCPDログに含めること。

ISO 9001:2008に移行するには、上述のISO 9001:2008移行PDを修了した後に、以下の審査を実施している必要がある。


・QMS内部監査員:少なくとも5件、合計15時間にわたるISO 9001:2008監査。
・QMS審査員補:審査実施の要求事項はなし。
・QMS審査員:少なくとも5件のフルシステムISO 9001:2008 審査。
・QMS主任審査員:少なくとも5件のフルシステムISO 9001:2008審査。その内2件は2人以上の審査員で構成されたチームのリーダーとして実施したもの。
・QMSプリンシパル審査員:少なくとも5件のフルシステムISO 9001:2008主任/ 単独審査。

審査ログ及びCPDログの受付開始日


規格の発行以降で、2008年11月以降に実施した移行CPDと新規格に照らした審査実績を認める。

上記内容は一部を割愛しているので、詳細はJRCAに関しては (http://www.jsa.or.jp/jrca/oshirase-qms.asp) IRCAに関しては、 (http://japan.irca.org/news_pressrelease48.html) を参照のこと。

<グローバル・ニュース 2009年1月号掲載>

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