グローバル・ニュース 2009年7月号(3)
JIS Q 9100(航空宇宙品質マネジメントシステム)の2009年改訂版が4月に発行!
航空宇宙品質マネジメントシステム規格であるJIS Q
9100:2009が4月20日発行された。今回の改訂目的は
ISO 9001:2008(JIS Q 9001:2008)の改訂内容の取り込み、適用範囲の拡大、IAQG(International Aerospace
Quality Group)活動戦略への整合などを主眼としたも
ので、2004年版から5年ぶりの改訂となる。
ご存知のようにこの規格自体はISO 9001をベースに
航空宇宙業界特有の要求事項を追加したもの。改訂は航
空業界特有の要求事項の追加変更が最大のポイントで、
具体的には以下の8点があげられる。
(1)防衛関連産業への適用範囲の拡大(変更)、(2)「特
別要求事項」と「クリティカルアイテム」についての要
求事項(追加)、(3)製品品質とオンタイムデリバリーの
パフォーマンスの測定・改善(追加)、(4)プロジェクト
マネジメント、リスクマネジメント、形態管理及び作業
移管の管理についての要求事項(追加/変更)、(5)材料
試験報告書の妥当性確認についての要求事項(削除)、
(6)抜取検査についての要求事項(変更)、(7)初回製品検
査を製造プロセスの検証とする要求事項(変更)、(8)供
給者管理についての要求事項(変更)。
重要な変更は、(2)の「特別要求事項」と「クリティカ
ルアイテム」、さらに(4)の「リスクマネジメント」で、
これらが「7.1 製品実現の計画」の中に要求事項とし
てちりばめられていること。
なお、JIS Q 9100 審査スキームも、プロセスアプロー
チを採用したものに変更され、規格適合性チェックリス
ト方式からプロセス評価方式へと変更になる予定。
<グローバル・ニュース 2009年7月号掲載>

