グローバル・ニュース 2009年10月号(2)

グローバル・ニュース 2009年10月号(2)

MS規格認証制度の信頼性確保に向けた「アクションプラン(行動計画)」公表
─虚偽企業に対し認証取消し、その後1年程度は認証受付けせず─


昨年7月に公表された経済産業省の「マネジメントシステム規格認証制度の信頼性確保のためのガイドライン」を受けた、具体的な「アクションプラン(行動計画)」の内容が8月18日、関係機関( 経済産業省、JAB、JIPDECなど)から一斉に公表された。以下にその概要を記す。

1. 背景


このところ、不祥事を起こした企業がマネジメントシステムの認証を取得している事例も少なくないなど、この制度に対する信頼性が十分ではない状況が散見したため、経産省が認定機関、認証機関を始めとする関係者が取り組むべき事項として「マネジメントシステム(MS)認証規格制度の信頼性確保のためのガイドライン(以下、ガイドラインと称する)」をとりまとめ2008年7月29日に公表した。

2. アクションプラン(行動計画)の概要


今回発表された「アクションプラン」は、「ガイドライン」の趣旨を踏まえ、以下の六つの項目((7)除く)について具体的な取組み内容とその実施時期を定めている。

(1)認証機関の規律の確保
  虚偽説明をした企業に対しては、認証を取り消し、その後1年程度は認証受付けを行わない、認証範囲の適正化等
(2)審査員の質向上及び均質化
(3)認定、認証に関する情報公開の充実
(4)有効性審査の徹底(認証において、企業のマネジメントシステムが、規格に適合しているだけでなく、有効に機能して
  いるかどうかを判断すること)
  認定機関、認証機関に分けてアクションプランが設定され、認証機関を例にとると、『審査員及び要員については、「有
  効性審査」に対する適切な理解を確実にする』としている
(5)認証制度の積極的広報
(6)「ガイドライン」の国際整合化及び順守の徹底
(7)今後の検討課題

3. 今後


経産省では公表された「アクションプラン」を評価するとともに、関係機関がこの「アクションプラン」に基づく取組みを着実に実行し、マネジメントシステム規格認証制度の信頼性確保が達成されることを期待している、とのコメントを発表しており、さらに、これら取組みを支援するため、国際認定フォーラム(IAF)などの国際組織への働きかけを通じて、国内で活動するすべての認証機関がガイドラインに沿った規律ある業務を行っていくよう、環境整備をするとしている。

<グローバル・ニュース 2009年10月号掲載>

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