特集 ISOとは何か 新入社員のためのISOガイド2006

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ISO9000ファミリーとは

1994年当時のファミリー構成


ISO9000ファミリーという言い方は厳密にはTC176が作成した規格を総称した言葉であった。現在のISO9000ファミリー規格の構成は拡大され下図のような内容になっている。これでもISO9000ファミリーと関連し増殖するばかりであった付随する規格数を抑制した結果である。

この増殖は1980年代後半から起こっているが、それはISO9000シリーズ全体としてどのような規格構成であるべきかという議論・検討が充分に行われずに次々と制定されたためである。

1994年当時のISO9000ファミリー規格は、品質保証の要求事項の補足であるISO9000-1(選択及び使用の指針、1~4部の構成)、品質保証の要求事項であるISO9001(品質システム―設計、開発、製造、据付及び付帯サービスにおける品質保証モデル)、ISO9002(品質システム―製造、据付け及び付帯サービスにおける品質保証モデル)、ISO9003(品質システム―最終検査・試験における品質保証モデル)、品質管理の手引きであるISO9004-1(品質管理及び品質システムの要素 1~7部で構成)を総称していた。ISO9001~3が要求事項、ISO9004が指針、ISO9000が利用の手引きである。

その他には監査の技法であるISO1011-1(品質システムの監査のための指針 第1部監査、1~3部の構成)、品質管理用語のISO8402(品質管理及び品質保証―用語)などが関連規格として存在しており、これらの規格も含んでISO9000ファミリーという場合もある。

セクター規格と関連規格


2000年にISO9001~3は統合されISO9001として発行されるが、ISO9000ファミリーという言葉はその前から拡大されて使用されており、その象徴がISO9001をベースに業界に特化したいわゆるセクター規格の存在がある。自動車業界のQS-9000(2006年末までで消滅、TS16949へ移行される)、電気通信業界のTL9000が代表的存在である。

また関連規格としてはISO10019(品質マネジメントシステムコンサルタントの選定及びそのサービス利用のための指針)、ISO19011(品質及び/又は環境マネジメントシステム監査のための指針)、ISO10006(品質マネジメントシステム―プロジェクトにおける品質マネジメントの指針)などの規格がある。

今後の動向


今後の話題は2008年~12年にかけて行われる改訂作業の内容である。一つは2008年の発行を目指しているISO9001の追補版、そしてISO9004の改訂作業がある。二つ目は2012年をターゲットに進められるISO14001との同時改訂である。

ISO9001の追補版は、現行規格の不明確な点を是正するという趣旨であるが、2006年2月にWDを作成し、6月にCD1、12月にCD2という進行予定である。またISO9004も今年第2四半期にはCD1が作成される予定になっている。なお、ISO14001との同時改訂は現時点では見るべき成果は報告されていない。

ISO9000ファミリー規格概要(一部審議中の規格は除く)

■ISO9000ファミリー規格概要(一部審議中の規格は除く)

<アイソムズ 2006年4月号掲載>

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