特集 ISOとは何か 新入社員のためのISOガイド2006
ISO14001シリーズとは
1996年のISO14001発行以来、ISO/TC207においては数々の環境マネジメント規格が策定・発行されてきた。現在では、ISO14001が2004年に改訂版が発行されたのと同様に、初期に発行された規格の改訂作業、さらに環境コミュニケーション、温室効果ガスの測定、検証、報告など新たな規格も登場している。以下は、現在の、ISO/TC207におけるISO14000シリーズ開発状況である。
SC/規格番号/規格名称/ISO発行/概要
SC1/ISO14001/環境マネジメントシステム―要求事項及び利用の手引/2004年11月15日/事業活動の環境への影響を評価し、重大な事項について、目的・目標・行動計画とその運用を定めた認証用のマネジメントシステム規格
SC1/ISO14004/環境マネジメントシステム―原則、システム及び支援技法の一般指針/2004年11月15日/ISO14001運用の指針
SC1/ISO14005/環境マネジメントシステム段階的適用のガイド/2009年発行予定/中小企業向けのISO14001段階的導入の指針
SC2(WG4)/ISO14015/環境マネジメント―用地及び組織の環境アセスメント(EASO)/2001年11月15日/土地の環境汚染リスクの程度を評価し、事業への影響について結論を導き出すためのガイドライン規格
JWG/ISO19011/品質及び/又は環境マネジメントシステム監査の指針/2002年10月1日/品質監査規格ISO10011-1、-2、-3と環境監査規格ISO14010、14011、14012を統合した監査規格
SC3/ISO14020/環境ラベル及び宣言―一般原則/2000年9月15日/製品やサービスの環境側面に関する情報について環境配慮度合を、製品やパッケージ、宣伝広告などを通じて消費者に伝達・表示する仕組みの規格 タイプⅠ:認証用(エコマークなど) タイプⅡ:自己宣言用 タイプⅢ:製品の定量的環境情報
SC3/ISO14021/環境ラベル及び宣言―自己宣言による環境主張(タイプⅡ環境ラベル表示)/1999年9月15日/製品やサービスの環境側面に関する情報について環境配慮度合を、製品やパッケージ、宣伝広告などを通じて消費者に伝達・表示する仕組みの規格 タイプⅠ:認証用(エコマークなど) タイプⅡ:自己宣言用 タイプⅢ:製品の定量的環境情報
SC3/ISO14024/環境ラベル及び宣言―タイプⅠ環境ラベル表示―原則及び手続/1999年4月1日/製品やサービスの環境側面に関する情報について環境配慮度合を、製品やパッケージ、宣伝広告などを通じて消費者に伝達・表示する仕組みの規格 タイプⅠ:認証用(エコマークなど) タイプⅡ:自己宣言用 タイプⅢ:製品の定量的環境情報
SC3/ISO14025/環境ラベル及び宣言―タイプⅢ環境宣言/2006年発行予定/製品やサービスの環境側面に関する情報について環境配慮度合を、製品やパッケージ、宣伝広告などを通じて消費者に伝達・表示する仕組みの規格 タイプⅠ:認証用(エコマークなど) タイプⅡ:自己宣言用 タイプⅢ:製品の定量的環境情報
SC4/ISO14031/環境マネジメント―環境パフォーマンス評価―指針/1999年11月15日/組織の環境に関連する活動や実績などを経営判断するために定性的かつ定量的に評価する手法のガイドライン規格
SC4/TR14032/環境パフォーマンス評価の実施例/1999年11月15日/組織の環境に関連する活動や実績などを経営判断するために定性的かつ定量的に評価する手法のガイドライン規格
SC5/ISO14040/環境マネジメント―ライフサイクルアセスメント―原則及び枠組み Readability向上のための規格 14040,14041,14042,14043を再編中/1997年6月15日/製品の一生涯で環境に与える影響を分析し、総合的に評価する手法のガイドライン規格 製品の原材料の採取から、製造、流通、使用、廃棄に至る生涯を通して、製品が環境に与える影響を定量的に調査・分析し、評価を行う 現在、主な規格については、読みやすさの向上を目的に改訂中 ISO14040を包括文書として、ISO14041、14042、14043を新たにISO14044(要求事項及び指針)として統合する
SC5/ISO14041/環境マネジメント―ライフサイクルアセスメント―目的及び調査範囲の設定並びにインベントリ分析/1998年10月1日/製品の一生涯で環境に与える影響を分析し、総合的に評価する手法のガイドライン規格 製品の原材料の採取から、製造、流通、使用、廃棄に至る生涯を通して、製品が環境に与える影響を定量的に調査・分析し、評価を行う 現在、主な規格については、読みやすさの向上を目的に改訂中 ISO14040を包括文書として、ISO14041、14042、14043を新たにISO14044(要求事項及び指針)として統合する
SC5/ISO14042/環境マネジメント―ライフサイクルアセスメント―影響評価/2000年3月1日/製品の一生涯で環境に与える影響を分析し、総合的に評価する手法のガイドライン規格 製品の原材料の採取から、製造、流通、使用、廃棄に至る生涯を通して、製品が環境に与える影響を定量的に調査・分析し、評価を行う 現在、主な規格については、読みやすさの向上を目的に改訂中 ISO14040を包括文書として、ISO14041、14042、14043を新たにISO14044(要求事項及び指針)として統合する
SC5/ISO14043/環境マネジメント―ライフサイクルアセスメント―解釈/2000年3月1日/製品の一生涯で環境に与える影響を分析し、総合的に評価する手法のガイドライン規格 製品の原材料の採取から、製造、流通、使用、廃棄に至る生涯を通して、製品が環境に与える影響を定量的に調査・分析し、評価を行う 現在、主な規格については、読みやすさの向上を目的に改訂中 ISO14040を包括文書として、ISO14041、14042、14043を新たにISO14044(要求事項及び指針)として統合する
SC5/ISO14044/環境マネジメント―ライフサイクルアセスメント―要求事項及び指針/2006年発行予定/製品の一生涯で環境に与える影響を分析し、総合的に評価する手法のガイドライン規格 製品の原材料の採取から、製造、流通、使用、廃棄に至る生涯を通して、製品が環境に与える影響を定量的に調査・分析し、評価を行う 現在、主な規格については、読みやすさの向上を目的に改訂中 ISO14040を包括文書として、ISO14041、14042、14043を新たにISO14044(要求事項及び指針)として統合する
SC5/TR14047/ライフサイクルアセスメント―影響評価適用事例集/2003年10月1日/製品の一生涯で環境に与える影響を分析し、総合的に評価する手法のガイドライン規格 製品の原材料の採取から、製造、流通、使用、廃棄に至る生涯を通して、製品が環境に与える影響を定量的に調査・分析し、評価を行う 現在、主な規格については、読みやすさの向上を目的に改訂中 ISO14040を包括文書として、ISO14041、14042、14043を新たにISO14044(要求事項及び指針)として統合する
SC5/TR14048/ライフサイクルアセスメント―データフォーマット/2002年4月1日/製品の一生涯で環境に与える影響を分析し、総合的に評価する手法のガイドライン規格 製品の原材料の採取から、製造、流通、使用、廃棄に至る生涯を通して、製品が環境に与える影響を定量的に調査・分析し、評価を行う 現在、主な規格については、読みやすさの向上を目的に改訂中 ISO14040を包括文書として、ISO14041、14042、14043を新たにISO14044(要求事項及び指針)として統合する
SC5/TR14049/環境マネジメント―ライフサイクルアセスメント―目的及び調査範囲の設定並びにインベントリ分析のISO14041に関する適用事例/2000年3月15日/製品の一生涯で環境に与える影響を分析し、総合的に評価する手法のガイドライン規格 製品の原材料の採取から、製造、流通、使用、廃棄に至る生涯を通して、製品が環境に与える影響を定量的に調査・分析し、評価を行う 現在、主な規格については、読みやすさの向上を目的に改訂中 ISO14040を包括文書として、ISO14041、14042、14043を新たにISO14044(要求事項及び指針)として統合する
SC6/ISO14050/環境マネジメント―用語/2002年5月1日/ISO14000シリーズに関する用語規格。現在改訂中(2006年発行予定)
WG2/TR14061/森林マネジメント/1998年12月15日/森林経営組織がISO14001及びISO14004を使用する際の情報だが、2006年1月に廃止
WG3/TR14062/環境マネジメント―環境適合設計/2002年11月1日/製品の設計や開発段階から環境に配慮する手法のガイドライン規格
WG4/TR14063/環境コミュニケーション/2006年発行予定/持続可能な社会の構築に向け、個人、行政、企業、民間非営利団体といった各主体間のパートナーシップを確立するために行う計画的なコミュニケーション手法のガイドライン規格
WG5/ISO14064-1,2,3/温室効果ガス排出の測定・報告・検証ガイドライン(DIS段階)/2006年3月1日発行/GHG排出に関する測定、報告及びその検証を目的としたガイドライン規格
WG6/ISO14065/温室効果ガス排出の実証・検証を行う第三者機関に対する要求事項/2007年発行予定/GHG排出検証機関に対する要求事項
WG7/ISO Guide64/製品規格に環境側面を導入するための指針/1997年3月5日/製品規格に環境側面を導入する際の規格作成者のための指針。現在改訂中(2006年発行予定)
<アイソムズ 2006年4月号掲載>

